〜初めに〜


       
同じゾイドの相棒を持つ者として――――。


・この物語は、『ゾイド・メカ生体戦記』の第二部を舞台とした外伝です。
 アーバインが中心となっておりますが、バンたちやアゼル(オリジナルキャラ)も登場します。
 お話の時期ははっきりとは定めていませんが、アーバインがライトニングサイクスに搭乗するようになってからです。

 帝国・共和国の軍を追放された者たちが、旅人やコロニーを襲うという事件が発生。
 早速バンたちは事件解決に向けて動き始めます。彼らに協力し、単独で調査にあたっていたアーバインは、
 自分たちと同じ一団を追っている、青いコマンドウルフと、その相棒である青年に出逢うのですが――。


 オリジナル要素を多量に含んでおりますので、そういったものが嫌いな方・苦手な方はご遠慮下さいね。

・主な登場人物:アーバイン、バン、フィーネ、ジーク、トーマ、シュバルツ、アゼルなど
 ZOIDS〜この空の下のどこかで〜

        written by 風見野里久
  物語
  タイトル   あらすじ
  プロローグ 情報収集のため、単独行動をとっていたアーバインの前に盗賊団が現れる。一瞬のすきをつかれそうになった彼らを救ったのは……!?
第一章 青き狼―アスール― アーバインを救った謎の青年もまた、GFと同じ一団を追っている者であった。彼の話では、それが彼の相棒である青き狼の願いなのだという。
第二章 削がれゆく時間 何故か突然動きが悪くなり、被弾してしまったアスール。ロイスもまた負傷してしまう。そして明かされる、衝撃の真実にアーバインたちは…?
第三章 願う未来 件の一団のアジトを発見し、逸るロイス。アーバインはそんな彼と言葉を交わし、未来に想いを馳せる。そして、ついに討伐作戦が決行される――!
第四章 ただひとつの想いのために……  ついに始まった討伐作戦。激化する戦闘の最中、アイアンコングが戦線離脱をはかる。気づいたロイスは、ひとりでそれを追いかけるが――!?
第五章 誇りあるその名―ロイス― 『なあ、アスール』
全ての始まりは、三年前のあの日――。
身体が限界を訴えつつも、戦い続けるロイス。乱戦状態にあるバンたちの元へ駆けつける、シュバルツ率いる第一師団。そして――。
  エピローグ “なあ、アスール”
全ての始まりは三年前。そして、終わりを告げたのが、三年後のあの日――。
事件が解決しても、心にいる『彼』は消えない。だから、いつかこの空の下で……。