地鎮祭 |
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4月15日 |
―地鎮祭―
建て主様にとって、家を建てるための神事は初めての経験でした。
工事の安全を祈願します。
地鎮祭が終わって、建て主・設計者・施工者の全員で
ご近所に挨拶まわりをしました。 |
遣り方 |
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6月20日 |
―遣り方―
いよいよ着工です! 遣り方の作業に立会いました。
境界線、建物位置、地盤レベルの確認、BM(ベンチマーク:建物の
高低測量の基標)とGL(グラウンドレベル)の設定を行いました。
工事は、(有)入江工務店の入江さん3兄弟+青木さんの担当です。 |
基礎 |
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6月23日 |
―根切―
根切り底の確認をしました。
基礎の設計は、スウェーデン式サウンディング調査に基づいて
いますが、現地の地盤に問題のないことが目視で確認できました。
安心しました。 |
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6月27日 |
―砕石転圧―
基礎の底に砕石を敷き込み、十分な転圧がされています。
べた基礎のため、全面に敷きこんでいます。 |
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6月28日 |
―防湿シート―
基礎の捨てコンを打つ前に、防湿フィルムを敷きこんでいます。
地面の湿気が家の中に入るのを防ぐためです。 |
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6月27日 |
―現寸検査―
鉄骨階段の現寸検査(1/1の縮尺で床に書いた
図面を確認する)を行いました。
機械場工業の和田さんと工務店の入江さんの
立会いで、暑い中でしたが寸法の確認をしました。 |
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6月28日 |
―捨てコン―
梅雨にもかかわらず、お天気が続いているおかげで
工事は順調です。
雨の心配なく、捨てコン打ちができました。 |
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6月30日 |
―ベース枠―
建物外側の型枠を建てています。
基礎担当は、矢ケ崎工業の矢ケ崎さん親子と森田さんです。
連日の日差しで、みんな真黒です。 |
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6月30日 |
―鉄骨階段ベース―
鉄骨階段のアンカー・ベースプレートの設置を行いました。
本当に暑い中を一生懸命な作業です。 |
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7月01日 |
―配筋検査―
ベタ基礎の鉄筋は、ダブル配筋です。
ビルが建つの?と近所の人に間違われそうなな光景です。
鉄筋径、ピッチ、かぶり厚、定着長さ、人通口の補強等の
チェックを行いました。 |
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7月04日 |
―コンクリート打ち―
べた基礎の耐圧盤(底盤)のコンクリートを打ちました。 |
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7月07日 |
―立上り型枠―
スリーブ入れ(設備が貫通する部分に筒を入れる)が終わり、
立上りの木製型枠の建て込みをしています。 |
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7月07日 |
―アンカーボルトの確認―
アンカーボルトの結束位置と、今一度スリーブ位置の
確認を行いました。
スリーブまわりの補強もされています。
基礎立上り15cmも確認。 |
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7月08日 |
―鉄骨階段 制作―
建て主様の希望イメージを実現するために
暑さの中で心を込めた手作業です。 |
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7月12日 |
―階段手摺 制作―
鉄骨階段に合わせたスチール製の手摺は、自然に緩やかに
上るカーブに苦労をしました。
3回も作り直しをしていただいて、希望のイメージにできあがりました。
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木工事 |
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6月27日 |
―刻み―
プレカットでなく、接合部(仕口・継ぎ手)は大工さんが加工します。
広〜い作業場で刻みを見学しました。
木造の場合、当アトリエでは手刻みにこだわっています。
図面で樹種や接合部の仕様を指定しています。 |
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7月13日 |
―基礎パッキン―
上棟の前に鉄骨階段を取付ます。
そのために型枠をはずし、墨出しをしました。
レベラー施工した天端に基礎パッキンを敷きます。 |
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7月14日 |
―土台敷き―
柱脚、アンカーボルト、土台継ぎ手の位置を確認後、基礎パッキンを
設置して、土台を敷き込みました。
大引きは鋼製束で支えます。 |
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7月15日 |
―鉄骨階段設置―
36℃の炎天下で鉄骨階段を設置します。
パーツに分けて運んだ手摺を、現場溶接しました。 |
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7月17日 |
―上棟―
これまでお天気に恵まれたおかげで、順調に工事が進み
上棟の日を迎えました。
今日はあいにくの雨ですが、無事に上棟しました。
建て主さま、おめでとうございます! |
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7月17日 |
―上棟式―
棟梁が和紙、水引と麻紐で作った幣束を棟木に建てました。
お米と塩とお酒で清め、鎚打の儀を行い、奉献酒で乾杯しました。
上棟式は土地によって様々ですね。
東京では鳶職たちが木遣りを唄うこともあります。 |
屋根下地 |
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7月26日 |
―屋根―
上棟の日から雨が続いていました。
やっと梅雨が明け、本日から工事が再開しました。
垂木・面戸・破風板の取付をしました。 |
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7月27日 |
―屋根の野地板―
野地板を張って、やっと屋根らしく?なりました。 |
屋根仕上 |
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7月29日 |
―屋根の防音材―
このお宅では、垂木間に断熱材を入れ、野地板と透湿防水シートの上に
通気層を設け、シージングボードを張りました。 |
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8月02日 |
―屋根防水―
アスファルトルーフィングを敷きつめて、屋根の下葺きをしました。 |
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8月10日 |
―ガルバリウム屋根―
屋根はガルバリウム鋼板の瓦棒葺きです。
谷のところから葺いていきます。 |
木工事
上棟後 |
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8月02日 |
―棟札―
地鎮祭・上棟時に大切にお祭りした棟札を、屋根裏に納めました。 |
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8月02日 |
―金物の検査―
構造材の接合部分に使用すべき金物が、設計のとおりに
取り付けられているかの検査を行いました。
指摘事項なく完璧に取り付けられていました。 |
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8月03日 |
―根太組・床下断熱材―
床下地の根太を組み、1階根太間に断熱ボードを敷き込みました。
根太間を自力で突っ張る断熱ボードです。 |
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8月07日 |
―透湿防水シート―
サッシを取り付けた後、透湿防水シートを外壁一面に張りました。 |
中間検査 |
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8月10日 |
―中間検査―
確認審査機関の担当官による中間検査(確認申請のとおりに工事
がおこなわれているかの検査)に立会いました。 |
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8月18日 |
―外壁下地―
外壁仕上げを塗り壁とするため、ラス下地の木摺りを施工しています。
外壁の断熱材は、この木摺りの室内側に充填します。 |
外部開口 |
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8月21日 |
キッチンシンク前の窓は、サークルトップの木製窓です。
搬入の遅れていた木製サッシが取り付けられました。
上げ下げ式で、ガラスはペアガラスです。 |
内部下地 |
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8月21日 |
―天井下地・野縁―
天井を張るための下地、野縁の取付が行われました。 |
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8月22日 |
―断熱材―
断熱材のグラスウールが、室内側から隙間なく充填されました。
2階天井裏も断熱材を施します。
室内側の防湿フィルムは、耳を重ねて連続的に施工されています。 |
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8月22日 |
―建具打合せ―
アンティーク建具の補修・取付と、新しい建具の制作をお願いするために
つくば建具センターで打合せをしました。
実物のアンティーク建具を持参し、検討しながら相談しました。 |
防水 |
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8月22日 |
―ベランダ防水―
2階寝室のベランダは、耐水合板二重張りの下地の上に弾性FRP複合
防水です。
建物外側に流れる勾配をつけています。(グレーの部分) |
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8月26日 |
―ドレイン―
ベランダは上部に屋根があり、雨が降り込まないと思われますが、
豪雨で水か溜まったりしないように排水設備(ドレイン)を
施工しています。 |
設備 |
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8月28日 |
―設備配管―
洗面所の給排水管の配管をしました。
給水管は、さや管ヘッダー工法です。
洗面所の外壁に、エコキュートを置きますので
配管が集中しています。 |
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8月26日 |
―床暖房―
リビングの床下地の上に、床暖房を施工しています。
フィルム状の電気式遠赤外線床暖房です。
フローリングを張る前に発熱フィルムを敷きこみました。 |
内部仕上 |
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8月30日 |
―フローリング―
床の材料は、洋館のような板張りのご希望でしたが
床暖房をするので、無垢板でなく、イメージにあう
チョコレート色の幅広フローリングを探しました。 |
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9月01日 |
―外壁 木摺り―
外壁を塗るための下地が終わりました。
木で張られた壁がとても美しいので、建築主様が思わず
「このままでもいいかも」とおっしゃるほどです。 |
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9月04日 |
―基礎水切り―
土台の水切りは、基礎の立ち上がりの上にのっている
土台を雨などから守ります。
ガルバリウム鋼板の水切りを、コンクリート基礎の上部に
つけました。 |
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9月06日 |
―内壁ボード張り―
内壁の下地のボードが貼られました。
部屋らしくなってきました。 |
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9月09日 |
―軒天―
写真は、バルコニー上の軒天です。
垂木・野地板が化粧材の現わしになっており、
木の美しさが外壁のアクセントとなります。 |
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9月11日 |
―外壁防水―
外壁の防水層として、アスファルトシートを木摺りの上に張ります。
開口部取り合い部分の雨仕舞の確認、シート重ね寸法の確保に
注意します。 |
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9月15日 |
―階段踏板―
鉄骨階段に、木製の踏板が取り付けられました。
色は、リビングのフローリングと同色。美味しそうな(?)
チョコレート色です。 |
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9月19日 |
―トイレカウンター―
トイレは、建築主様がこだわりの内装です。
チョコレート色のカウンター・腰板・格天井ができあがりました。
ウィリアムモリスの壁紙が楽しみです。 |
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9月20日 |
―クローゼット―
客間のクローゼットの内部造作を作りました。
半間が洋服掛け、半間が押入れです。
押入れの扉は、目立たないように天井から吊って工夫します。
扉を閉めると壁に見えて落ち着きます。 |
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9月22日 |
―外壁 メタルラス網張り―
外壁の下地の防水紙に、モルタルが定着しやすいよう
ラス網を張ります。
重ね代、タッカー釘のピッチ、開口部分の補強などを確認しました。 |
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9月23日 |
―リビング 化粧柱―
リビングの柱は、洋館のように化粧柱にしました。
上げ下げ窓の左右のチョコレート色の柱は、実際に家を支えている
大事な柱(構造材)です。 |
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9月25日 |
―ドア枠―
ドアの枠が取り付けられました。
特に、アンティークドアの枠、蔵戸の吊レール取り付け、
天井までの高さの引き戸の上吊金物などに苦労しました。
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9月28日 |
―クロス壁紙の下地 パテ処理―
内部の塗装工事が終わったので、内壁ボード下地の継ぎ目などを
パテ処理します。
凸凹のないことを目視で確認しました。 |
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9月30日 |
―外壁モルタル下地―
塗り壁の下地として、20〜25mmの塗り厚を確保して軽量モルタルを
施工します。
出隅部は、埋込コーナー定木を取り付けて、美しく正確に
仕上がっています。 |
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10月11日 |
―外壁 塗り壁―
続いていた雨がやっとあがりました。
左官屋さん6人で仕上塗りをします。
一面を6人で一斉に塗っていき、少し乾いた絶妙のタイミングを待って
鏝仕上げをします。 |
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10月18日 |
―洗面カウンター仕上げ―
洗面所のカウンターに白いタイルを貼りました。
これから白い目地を詰めて、こだわって探したシンプルで美しい
シンクを取り付けます。 |
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10月19日 |
―玄関ポーチ タイル貼り―
玄関ポーチに、建築主様がお気に入りの30cm角タイルを丁寧に
貼っています。
中庭と同じタイルで、スレートのようなテクスチャーです。 |
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10月19日 |
―クロス貼り―
トイレに、ウイリアムモリスのクロスが貼られました。
建築主様が慎重に選んだ、葡萄と柳の柄です。
とても素敵な英国らしい空間になりました。 |
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10月20日 |
―中庭の配筋―
犬と10匹の猫達が、ペット専用ドアから自由に出入りをして
自由に遊べるようにする中庭です。
家の中に戻っても、家が泥んこにならないようにします。
中央にはシンボルツリーを植えます。 |
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10月21日 |
―中庭コンクリート打ち―
鉄筋を配筋後にコンクリートを打ちました。タイルを貼って仕上げます。
リビングや食堂、キッチンや2階の各部屋の窓から、視線を気にせずに
光を採り込め、中庭で遊ぶペットの様子を見ることができます。
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10月21日 |
―浴槽設置―
大きな窓のある浴室に、浴槽が設置されました。
「浴槽ってブロックを積むのね」と建築主様の発言。…そうなのです!
さらには、この浴槽は入りやすさも考えて設計・施工しているんです! |
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10月21日 |
―庭の土掘り―
このお宅は植栽工事を含めず、完成後に御家族で庭作りをされます。
庭の堅い土を改良するために、ショベルで土を掘り起こしました。
現場監督の入江さんの指導の下、建築主のお二人も初めてユンボを
運転しました。楽しい体験となりました。 |
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10月26日 |
―照明器具の取り付け―
建築主様がネットを駆使して探したアンティークや、海外から
取り寄せたこだわりの照明器具を取り付けました。 |
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10月27日 |
―勝手口ドア―
勝手口と玄関ドアは、現場戸締りのために早めに取り付けられて
いましたが、キッチンのデザインに合わせて、ドア枠にモールを
つけました。アンティークのステンドグラスとも合いますね。 |
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10月29日 |
―シンボルツリーの植え込み―
植栽予定日が大雨で延期となり、日曜日の植え込みとなりました。
早起きをして東京からつくばへ来たつもりでしたが、もうすでに
植えられていました。植木屋さんも早起きですね。 |
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| 10月29日 |
―2階から見る花水木―
上段の写真は、現場監督さんが作業の様子を撮っておいてくれました。
この写真は私が現場に着いて、2階から中庭を見下ろしたときに
紅葉した花水木がうれしそうでしたので撮りました。 |
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10月31日 |
―給水・下水管の配管―
敷地内の地中に給水管・下水管を配管する工事です。
水道を道路から家の中に引き込み、汚水を道路の下水管に流します。
穴掘りもたいへんな作業です。 |
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10月31日 |
―設備配管の埋設―
地中に設備管が埋設されました。
現場は、私達の知らない、わからないところにも様々な困難な作業と
職人さんの苦労が詰まっています。 |
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11月17日 |
―工事再開:キッチンの設置―
船に乗って運ばれてきた輸入キッチンが、やっと日本の税関を通って
現場に着きました。
キッチンの到着を待ってストップしていた現場が、最後の工程に
進みます。 |
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11月17日 |
―キッチンカウンターの設置―
まずキャビネットと吊り戸棚が設置されました。そしてグリーンの
人工大理石のカウンターを設置します。
こだわりの輸入キッチンは、大工さんも初めてとのことです。
日本の既製品システムキッチンの予算で、個性的ですてきな
キッチンが実現しました。 |
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11月17日 |
―マントルピースの設置―
建て主様がていねいに塗装した古いマントルピースを設置しました。
若いご夫婦が自力で建てるお家にふさわしい工夫によって
英国リビングの雰囲気が倍増しました。マントルピースの上には
アンティークの壁付照明、タペストリーを飾ります。とてもステキです。 |
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11月17日 |
―ヴィンテージミラーの取り付け―
真白いタイルが美しい洗面カウンターの前の壁には、木製の古いミラーを
取り付けました。大工さんが傷んでいた鏡の裏板と銅釘を取り替えると
鏡の裏に昭和12年の新聞が挟まれていました。 |
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工事中は、私から建て主様に現場の報告をしています。
報告書は、このような写真と詳細な説明入りで、現場に平均週1〜2回
足を運んで写真を撮ります。
このお家の場合は17冊提出しました。 |
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