Nat Bailey Stadium 2007

Nat Bailey Stadium
(ナット・ベイリー・スタジアム)

- バンクーバー・カナディアンズ本拠地 -

訪問日 : 2007.8.13

所在	ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー（カナダ）
開設	1951年
収容	6,500 人
広さ	左翼 102.1m, 中堅 120.4m, 右翼 102.1m
フィールド	天然芝

チーム	バンクーバー・カナディアンズ
リーグ	ノースウェスト・リーグ (A Advanced) 西地区
アフィリエイション	オークランド・アスレチックス

Getting there

スカイトレインの Main St. 駅前で市バス#3 に乗る。その Main St. をまっすぐ 20分ほど、E 33rd Ave. で下車。バス通りから３ブロックほど入り、正面は Queen Elizabeth Park、右手にボールパーク。周囲は静かな住宅地といった風情である。

バスは終夜運転しているので、ナイトゲーム終了後も安心。アメリカと違って公共交通機関が充実しているバンクーバー市内、ほんと楽ですなあ。

Getting ticket

通称 ”The Nat”。一時は取り壊しの危機にもさらされたオールドパークだが、今シーズンオフにカナディアンズが長期リース契約、あわせてプチ改装を実施した。

スタジアム正面はお色直し、リニューアルされたコンコースには、なんとスシ・スタンドがある。実はこれ、1930年代に人気を博し、のちにカナダ野球の殿堂入りも果たした日系人ベースボールクラブ、バンクーバー朝日を称えて設けられたものだそうだ。

ここはやはり、トライするしかないですね。４種のメニューのうちから、”Nigiri and Roll Combo” $6.50 とサッポロ黒生をオーダー。

にぎりのネタは、サーモンと、あと何だこりゃ？赤身とも白身ともつかない魚。巻き物はカッパ、サラダ巻きのカリフォルニアロール。いったん冷凍したあと、解凍しきれていないとみえ、シャリがですね、ジャリっとかじるような感じになるわけで。なんだかなあ。

内野スタンドの屋根をささえる柱とネットが観戦のジャマ、外野にはスクリーンもない。それでも、チケットは最高 $20ってのは、このクラスにしては、かなりのお値段。1951年のオープン当時を意識したリノベーションは、これからも行われるようだが、その改装費用にでも充てようって魂胆か？

 Date : August 13, 2007, 7:05PM
 Seat : Box, O-2-8, $12.50
 Game : Canadians 6, Emeralds 3
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  Eugene     :  100 002 000  -  3   4  1
  Vancouver  :  010 004 10x  -  6   7  0
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 W: Deaza (4-4), SV: Espinal (10)
 L: Gibbs (1-2)
 HR: Lauderdale 2(3), Hamblin (8)
 Time: 2:52    Attendance: 4,174

カルガリー、エドモントンにつづき、オタワも．．．かつてカナダの各都市を拠点としていたクラブが、次々とベースボール不毛の国に見切りをつけ、去ってゆくという流れはとまりそうもない。

2000年には、３Ａに愛想をつかされ、ショート・シーズンＡに降格したバンクーバー、カナダ最後のマイナー・リーグのホームとなるのだろうか。

なんとなく寂しい雰囲気を予想していたが、なかなかどうして。勝負どころの場面で、自然発生的に拍手がおこるあたり、ベースボール・ファンの熱さが伝わる。

試合前のナショナル・アンサム、4,000人の ”オー・カナダ” の歌声は、フィールドから湧き上がってくるようで、やがて緑の森に消えてゆく。ちゃんと声を出して歌う ”Take Me Out To The Ballgame” の大合唱も、久しぶりに聞いた気がする。

1934年10月、全米オールスター・チームが日本遠征直前に立ち寄ったのがバンクーバー、とてもゲームは不可能と思われた悪天候の中、ルース、ゲーリッグをはじめとするスターたちとのひと時を楽しんだ観衆は 3,000人と伝えられる。その ”エンジョイ・ザ・ゲーム” スピリットは、いまだ失われていない。

NAT BAILEY STADIUM TOUR (Pictures)

OFFICIAL VANCOUVER CANADIANS WEB SITE

Last Updated : November 25, 2007

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