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- 9 Articles of My Ballpark Trips -



前文


グレープフルーツとサボテンの香りにいざなわれ

海をわたり、山を迂回し、平野をかけぬけ

街を踏みつぶし、あたらしい街を興し

時をこえ、時に追い抜かれ、時を支配する


ボールパークを旅する者


Ballpark Tripper は、したがって

自らを放たれたひとつのホームランボールとして

すべてのボールパークから旅立ち

すべてのボールパークに帰還する




"Article 1"
(Ballpark Tripperの使命)

"Article 2"
(訪問先選択の自由)

"Article 3"
(滞在日程の確保)

"Article 4"
(移動手段の選択)

"Article 5"
(チケット入手の基本)

"Article 6"
(ホテル予約の原則)

"Article 7"
(食事選択の制限)

"Article 8"
(地元応援の義務)

"Article 9"
(幸福追求の権利)




Article 1

とにかく行く。少なくとも1シーズンに1度、太平洋をわたり、ボールパークに足を運ぶことは、Ballpark Tripper に課せられた神聖なる使命である。 本原則に反する行為の正当化をはかることは、これを禁ずる。仕事が忙しいなどという理由は、とりわけ恥ずべき言い訳である。
行くと決まればひとりで行く。パッケージツアーの利用は、これを禁ずる。
「独身はいいよなあ、結婚したらそんな贅沢なこと言ってられないぞ」などという妨害に対しては、「ざまあみろ」と答えるなど、徹底してたたかわねばならない。


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Artice 2

訪問するボールパークの選択にあたっては、第一に、壁にかこまれ、フタにとざされた空間よりも、陽の光、月の明かりが緑の芝にそそぎ、ホームランボールにどこまでもとんでゆける自由をあたえたボールパークにおいて、ビールをより気分よく味わう快楽が、最大限考慮される。
第二に、経済的効率的運用を第一義とした多目的スタジアムよりも、ベースボール専用に設計されたボールパークの多彩なアングルを楽しむ贅沢が重視される。
それがいまだ訪問したことのないボールパークである場合、あるいはそれがやがて御役御免となるという噂を聞きつけた場合においては、その優先レベルはさらに1ランク引き上げられるものとする。


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Artice 3

ひとつの都市につき2日以上の滞在、および2ゲーム以上の観戦を原則とする。なぜならボールパークは、その中で位置する座席あるいはながめる方角によって、まったく異なる姿をあらわすことを知るためである。 観戦日程には、必ずデーゲームを組み込まなければならない。なぜならボールパークは、そこにそそがれる光の量と方向によって、まったく異なる姿をあらわすことを理解するためである。
たった1度の訪問で、そのボールパークを理解し、制覇したなどと思ってはならない。日程の都合上1回しか訪問できなかった場合は、心の中で再訪を誓わねばならない。


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Artice 4

太平洋の横断はアメリカ系フライトを利用し、成田を出発した瞬間からアメリカの雰囲気にひたらなければならない。
大陸における都市間移動手段としては、アムトラック、グレイハウンドを優先してこれを利用し、各都市においては、公共交通機関またはタクシーを利用するものとする。日程上やむを得ない場合は、飛行機の利用も可とする。
レンタカーの使用は、これを禁ずる。なぜなら、ペーパードライバーだからである。


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Artice 5

チケットは現地調達を基本とする。事前に予約することは簡単かつ安心だが、MLBのチケットは当日でも入手可能とどんなガイドブックにも書いてあり、まずはこれを信じることとする。
目的のボールパークでソールドアウトになっていた場合、そこから金、知恵、および英語力の限りを尽くして、チケット入手に奔走しなければならない。
"NEED ONE TICKET!!" と書いたカードをかかげ、スカルパーが近づいてくるのを待つというのも一度はやってみたいが、それは最後の楽しみとしてとっておくこととする。


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Artice 6

ホテルは現地調達なんてことは考えてはならない。ホテル探しであたふたする時間があったら、1分でも早くボールパークにたどりつき、たとえ開門時間前でも、その周辺をうろつくなどして、開門を待つこととする。
ホテルの選択にあたっては、マイナーリーガーが通常利用するレベルを基本とし、メジャーリーグレベルは、もったいないのでこれを禁ずる。ホテルにおいてやることと言えば、寝るか、時差ボケで眠れない場合はスポーツチャンネルをずっと見るだけだったりするためである。
ただし、そのホテルにスポーツバーがある場合は、ラッキーと思ってこれを利用しなければならない。


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Artice 7

食事はボールパークでのビールとホットドッグが基本である。気分によって、ピーナッツ、クラッカージャック、ナチョーズ、ポップコーン、その他のジャンクフードを味わう自由は、これを保障する。ただし、エクストラペッパーの追加オーダーは、一般的日本人の舌と胃袋には強烈すぎるため、これを禁ずる。
以上の規定に関わらず、ニューヨークにおけるブレークファストは、定められた条件においてこれを楽しむことができる。図書館または美術館前のステップに腰をおろし、足早に歩く人々を眺め、またはニューヨークタイムズのスポーツ面に目を通しながら、デリで調達したサンドイッチとオレンジジュースを味わう場合がこれに該当する。


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Artice 8

7回表が終了したあとに席をはずすことは、最も重大な罪として罰せられる。”セブンス・イニング・ストレッチ”に参加しなかった、または時差ボケで寝過ごしてしまった場合、それを正式な訪問として数にいれることは認められない。
「知っている選手が出ていなければ、ベースボールなんて退屈なストリップショウほどもエキサイティングではない」という言葉は真実かもしれないが、そのチームに知っている選手がいるいないに関わらず、地元ファンとともにホームチームを応援しなければならない。これは、”Take Me Out To The Ballgame”の歌詞、”Root, root, root for the ..........”の部分に、ホームチームのニックネームをいれて歌うことを心から楽しむためである。


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Artice 9

現地にいるあいだは、仕事のことについて、一瞬たりとも考えてはならない。日本では今ごろ仕事をしている頃だとか、トラブルはおきていないかとか、帰ったら会議の資料を作らなきゃ、などという考えが頭をかすめることは、これを禁ずる。
帰りのフライトでは、ボールパークのさまざまな情景を反芻し、または次の計画に想いをめぐらすこととする。まちがっても、「ああ、明日から現実に引き戻されるんだ」などと嘆いたり、仕事復帰にそなえて気合を入れ直したりしてはならない。


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Last Updated : March 12, 2000

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