1.眼科手術--緑内障手術 2.緑内障治療, 早期選択的レーザー繊維柱帯形成術SLTの価値 |
緑内障手術を患者が勧められたとき、もしも医者の頭の中を覗けたら
開放隅角緑内障に対するレーザー治療SLT 昔は、LTP繊維柱体形成術は、緑内障手術の前に、もしかしたら効果があるかもしれないとの感覚で実施されていた。最近では、選択的繊維柱帯形成術(SLT)がひろく行われるようになり、治療の初期の段階でSLT実施することが、点眼薬とあいまって満足すべき眼圧下降、視野欠損進行の抑制が見られることが報告されている。特に正常眼圧緑内障は早期SLTが効果的。しかし、日本の眼科医は昔からの考えから、薬物が効かなくなった時点や視野欠損が回復出来ないほど進行したときにしかLTPを実施していなかったが、SLTが出現し緑内障治療の実態が変化してきている。 眼圧下降が成功するのは実施眼の約90%である。眼圧下降率は20〜30%である。効果は5年は可能であり、さらに反復レーザー治療が出来る。 SLTの合併症は重篤なものはない。一過性眼圧上昇、虹彩炎が合併症である。点眼薬アプラクロ二ジン、ステロイドなどで抑制できる。 |
緑内障の定義と分類