2008.12・17

制作中 Arbeitsweise

今描いているバラのブーケはKPMの古い絵柄。生徒さんのご希望により、見本を作っていますが、特に葉っぱが独特な描き方で、ラインから描いていこうと思っています。後もう少しで完成。

↑最初に描いたものと、→後で描いたもの。最初に描いたものは余計な筆が入りすぎて明暗が際立たないので、もう一度描いてみました。

←パンジーは筆使いの勉強になる花です。大きく描くとより筆使いの勉強になります。
フランクフルトのヘキストの元マイスターの御宅では大皿に一つの花を大きく描く練習を1年、それからブーケに進めるということだそうです。筆使いの基礎を学ぶ上で、とてもいい勉強になると思います。

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KPMのチューリップはこんなふうに筆跡が見えるように濃淡をつけて描きます
←これは出来上がり。
生徒さんの希望に添えたかなぁ。

これで一回目の焼成へ↓

二色使いのチューリップ(↓ピンクと黄色)の描き方をアップにしてみました☆

この作品は、私の友人が所有しているKPMマイスターの作品で、友人が私の描いた左のカップの花を見て、似ている(マイスターの作品ですので おこがましいですが)ということで写真を贈ってくれたものです。
KPMマイスター作の素晴らしい作品ですし、今KPMで、このようなシリーズは無いので貴重な一点ものです。
このポットがその友人の手元にあるのはちょっとした経緯があるのですが、偶然ではなく、お人柄の故なのです。

一つの花が描けるようになると、次は逆を向いている同じ花のブーケを描くと陰影のつけ方が分かり、立体的に描く上でとても勉強になります。小花をバランスを見ながらつけて、こんな感じになりましたこれで一度目の焼成へ。

↓アスターの描き方です。この時の筆は「私の独り言」に出ている筆を使っています。葉脈を表現しながら描くのがポイントです。