YOSHIDA DESIGN CORNER
―つくば のメゾン 工事編― 建築家 吉田真澄と一緒の家づくり                 トップへ戻る
  
  この家は、つくば の温かい人たちが
  専門の知識や技術を発揮し、
  心をひとつにして作りました。

   DATA 構造:  木造
      敷地面積:300.22u
      1階面積: 75.36u
      2階面積: 57.14u
      延床面積:132.50u
       
                    この工事に携わっている方たち(入江工務店と協力業者の方々)

カリスマ
監督

入江3兄弟の
長男 入江
さん
基礎の鉄人

矢ケ崎工業
矢ケ崎さん
建具の魔術師

筑波建具センター
筑波さん
こだわりの
職人

入江3兄弟の
次男 入江さん
左官の探求師

矢ケ崎工業
矢ケ崎さん
キッチン
 のソムリエ

エルアイ工房
神保さん
空間のアーチスト

入江3兄弟の
三男 入江さん
左官の仕事人

矢ケ崎工業
森田さん
板金の請負人

木村板金
木村さん
技の伝承者

入江工務店の
重鎮 青木さん
鉄のマエストロ

機械場工業
和田さん
電気の伝道師

ミリオン電気
秋葉さん
タイルの匠

荒井タイル
荒井さん
タイル匠の
    右腕

荒井タイル
荒井さん
内装の
 マイスター


ヒロセインテリア
広瀬さん
設備の達人

イナバ設備
根本さん
設備の名手

イナバ設備
飯田さん
塗装のシェフ

島田塗装
島田さん
                                        



工事写真  これから家づくりをする方のために役立てていただければと、    
          建て主さまのご厚意で、工事写真を公開しています。

                                                レポーター:建築家 吉田真澄
                  

                          写真の上にマウスをのせると、大きな写真が現れます。
地鎮祭 4月15日 家を建てるためのこの神事は、建て主さまに
とって、はじめての経験でした。
その後、建て主・設計者・施工者のみんなで、
ご近所に挨拶まわりをしました。
遣り方 6月20日 遣り方に立会い、境界線、建物位置、地盤
レベルの確認を行いました。
工事は、(有)入江工務店の
入江さん3兄弟+青木さんの担当です。
基礎 6月23日 根切
  基礎の設計は、ボーリング調査に基いて
  進めていますが、現地の地盤に問題のない
  ことが確認でき、安心しました。
  6月27日 砕石転圧
  基礎の底に砕石を敷き込み、十分な転圧が
  されています。
  ベタ基礎のため、全面に敷き込んでいます。
6月28日 防湿シート
  基礎の捨てコンを打つ前に、防湿フィルム
  を敷き込んでいます。
  地面の湿気が、家の中に入るのを防ぐため
  です。
6月27日 原寸検査
  鉄骨階段の原寸検査(1/1の縮尺で書いた
  図面を確認すること)を行いました。
  機械場工業の和田さんと工務店の入江さん
  立会いで、暑い中、寸法の確認をしました。
6月28日 捨てコン
  梅雨にもかかわらず、お天気が続いている
  おかげで工事は順調です。
  雨の心配なく、捨てコン打ちができました。
6月30日 ベース枠
  建物外側の型枠を建てています。
  基礎担当は、矢ケ崎工業の矢ケ崎さん親子
  と森田さんです。
  連日の日差しで、みんな真っ黒です。
6月30日 鉄骨階段ベース
  鉄骨階段のアンカー・ベースプレートの
  設置を行いました。
  本当に暑い中を、一生懸命な作業です。
7月01日 配筋検査
  ダブル配筋のベタ基礎は、ビルが建つの?
  と近所の人に間違われそうです。
  鉄筋径、ピッチ、かぶり厚、定着長さ、
  人通口の補強等のチェックを行いました。
7月04日 コンクリート打
  耐圧盤のコンクリート打ちをしました。
  
7月07日 立上り型枠
  スリーブ入れが終わって、立ち上がりの
  木製型枠の立て込み中です。
7月07日 アンカーボルトの確認
  アンカーボルトの結束位置と、スリーブ
  位置の確認を行いました。
  スリーブ周りの補強もされています。
  基礎立上り15cm。
7月08日 鉄骨階段 製作― 
  暑さの中の手作り、心を込めた手作業です。
7月12日 階段手摺 製作
  手摺は、自然に緩やかに上るカーブに
  苦労をしました。
  3回も作り直していただいて、希望の
  イメージにできあがりました。
木工事 6月27日
刻み
  入江工務店は、プレカットでなく、大工
  さんが材木を刻みます。
  木材も、自然乾燥材にこだわっています。
  広〜い作業場で、刻みを見学しました。
7月13日
基礎パッキン
  上棟の前に鉄骨階段を取り付けます。
  そのために、型枠をはずし、墨出しを
  して、基礎パッキンを敷きました。
7月14日 土台敷き
  柱脚、アンカーボルト、土台継ぎ手
  の部分に基礎パッキンを配置して、
  土台を敷きこみました。
  大引は鋼製束でささえます。
7月15日 鉄骨階段
  36℃の炎天下での階段設置作業です。
  パーツに分けて運んだ手摺を、現場溶接
  しました。
7月17日 上棟
  これまで、お天気に恵まれたおかげで
  順調に工事が進み、上棟の日を迎えました。
  今日は、あいにくの雨ですが、無事に上棟。
  建て主さま、おめでとうございます!
7月17日 上棟式
  和紙、水引と麻紐で棟梁が作った幣束を、
  棟木に立てました。お米と塩とお酒で清め、
  槌打の儀をおこない、奉献酒で乾杯しました。
屋根下地 7月26日 屋根― 
  上棟の日から、雨が続きました。
  やっと梅雨が明け、本日26日から
  工事が再開しました。垂木・面戸・
  破風板の取り付けをしました。
7月27日 屋根の野地板― 
  野地板を張って屋根らしく?なりました。
屋根仕上 7月29日 屋根の断熱防音材― 
  野地板の上に、シージングボードを
  張りました。
8月02日 屋根防水
  アスファルトルーフィングを敷き詰め
  て、屋根の下葺きをしました。
8月10日 ガルバリウム屋根
  屋根は、ガルバリウム鋼板の瓦棒葺きです。
  谷のところから葺いていきます。
木工事

 上棟後
8月02日 棟札
  地鎮祭・上棟に、大切にお祭りした
  棟札を、屋根裏に納めました。
8月02日 金物の検査
  構造材の接合部分に使用する金物が
  設計のとおりに取り付けられているかの
  検査をおこないました。完璧に取付け
  られていました。  
8月03日 根太組・床下断熱材
  床下地の根太を組み、1階の根太間に
  断熱ボードを敷き込みました。
  根太間を自力で突っ張る断熱ボードです。
8月07日 透湿防水シート
  外壁に、サッシを取り付けた後、
  透湿防水シートを外壁一面に張りました。
中間検査 8月10日 中間検査
  確認審査機関の担当官による、中間検査
  (確認申請通りに建築されているかの検査)
  に立会いました。
8月18日 外壁下地
  外壁仕上げが塗り壁のため、ラス下地
  として、木摺りを施工しました。
  外壁の断熱材は、この木摺りの室内側に
  充填します。
外部開口 8月21日 サッシ
  アルミサッシ・木製サッシが取り付け
  られました。キッチンのシンクの前の
  窓は、サークルトップの木製窓です。
  ガラスは、ペアガラスです。
内部下地 8月21日 天井下地・野縁
  天井を張るための下地、野縁の取り付け
  が行われました。
8月22日 断熱材
  室内側から、断熱材のグラスウールが隙間
  なく充填されました。2階天井裏も断熱材
  を施します。室内側の防湿フィルムは、
  耳を重ねて連続的に施工されています。
8月22日 建具打合せ
  アンティーク建具の補修・取付けと、新しい
  建具の製作をお願いする、筑波建具センター
  で打合せをしました。実物のアンテイーク
  建具を検討しながら、相談しました。
防水 8月22日 ベランダ防水
  2階寝室のベランダは、耐水合板ニ重張
  の下地の上に、弾性FRP複合防水です。
  建物外側に流れる勾配を付けています。
  (グレーの部分)
8月26日 ドレイン
  ベランダは、雨が、さほど降り込まないと
  思われますが、台風などのときにプール
  状にならないように、排水設備(ドレイン)
  を施工しています。
設備 8月28日 設備配管
  洗面所の給排水管の配管をしました。
  給水管は、さや管ヘッダー工法です。
  洗面所の外壁に、エコキュートを置きます
  ので、配管が集中しています。
8月26日 床暖房
  リビングの床暖房を、床下地の上に
  施工しています。フィルム状の電気式
  遠赤外線床暖房です。フローリングを
  張る前に、発熱フィルムを敷きこみます。
内外仕上 8月30日 フローリング
  建築主様は、洋館ような板張りを希望して
  いらっしゃいましたが、床暖房をするので
  無垢板でなく、イメージに合うチョコレート
  色のフローリングを探しました。
9月1日 外壁 木摺り
  外壁を塗るための下地つくりをしました。
  木で張られた壁がとても美しいので、
  建築主様は、「このままでもいいかも」
  とおっしゃるほどです。
9月4日 基礎水切り
  基礎の立上りの上にのっている土台を
  雨などから守るため、ガルバリウム鋼板の
  水切りを、コンクリート基礎の上部に
  つけました。
9月6日 内壁ボード張り
  内壁の下地のボードが張られると、
  部屋らしくなってきました。
9月9日 軒天
  バルコニー上の軒天の写真です。
  軒天は、垂木・野地板が化粧材の現わしで
  木の美しさが、外観のアクセントとなります。
  
9月11日 外壁防水
  防水層として、アスファルトシートを
  木摺りの上に張ります。開口部の取り合い
  部分の雨仕舞の確認と、重ね寸法の確保に
  注意します。
9月15日 階段踏板
  鉄骨階段に、木製の踏板が取り付けられ
  ました。色は、リビングのフローリングと
  同じ色の、美味しそうなチョコレート色です。
9月19日 トイレカウンター
  建築主様は、トイレにもこだわりをもって
  いらっしゃいます。チョコレート色の
  カウンター・腰板・天井ができあがりました。
  ウィリアムモリスの壁紙が楽しみです。
9月20日 クローゼット
  客間のクローゼットの内部造作。
  半分が洋服掛け、半分が押入れです。
  押入れの扉は、上部から吊って、目立たず
  壁に見えるように工夫します。
9月22日 外壁 メタルラス網張り
  外壁の下地、防水紙の上にモルタルが
  定着しやすいようにラスを張ります。
  重ね代、タッカー釘のピッチや、開口部の
  補強を確認しました。
9月23日 リビング 化粧柱
  チョコレート色のフローリングと同色の
  化粧柱は、構造材として家を支えて
  いる大事な柱です。
9月25日 ドア枠
  ドアの枠が取り付けられました。
  特に、アンティークドアの枠や、蔵戸の
  吊レールの取り付け、壁のように見える
  引き戸の上吊金物などに苦労をしました。
9月28日 クロス壁紙の下地 パテ処理
  内部の塗装工事が終わったので、内壁の
  ボード下地の継ぎ目などをパテ処理します。
  凸凹などのないよう、目視で確認しました。
9月30日 外壁モルタル下地
  塗り壁の下地として、軽量モルタルを
  20mm〜25mm程度の塗り厚を確保して
  施工します。出隅部には、埋込コーナー定木
  を取り付けて美しく正確に仕上がっています。
10月11日 外壁 塗り壁
  続いていた雨が、やっと上がりました。
  左官やさん6人で仕上げ塗りをします。
  一面を6人で一斉に塗っていき、少し乾いた
  絶妙なタイミングを待って鏝仕上げします。
10月18日 洗面カウンタータイル
  カウンターに白いタイルを貼りました。
  これから白い目地を詰めて、こだわりの
  シンプルで美しいシンクを取り付けます。
10月19日 玄関ポーチタイル貼り
  建築主様がお気に入りの30cm角タイル
  をポーチに丁寧に貼っています。
  中庭と同じタイルで、スレートのような
  テクスチャーです。
10月19日 クロス貼り
  トイレに、ウィリアムモリスのクロスが
  貼られました。建築主様が慎重に選んだ
  葡萄と柳の柄で、とても素敵な空間に
  なりました。
10月20日 中庭の配筋
  犬と猫たちが、ペット専用ドアから家の内外へ
  出入りをして、1本のシンボルツリーのある
  中庭で自由に遊べるようにしています。
  家の中が泥んこにならない中庭にします。
10月21日 中庭コンクリート打ち
  配筋後にコンクリートを打ちました。
  このあと、タイルを貼って仕上げます。
  中庭に面した窓からは、光を内部に採り込み
  中庭で遊ぶペットを見ることができます。
10月21日 浴槽設置
  大きな窓の浴室に、浴槽が配置されました。
 「浴槽って、ブロックを積むのね。」と建築主
  様の発言。…そうなのです!さらにこの浴槽
  は、入り易さも考えて施工しているんです…。
10月21日 庭の土掘り
  庭の硬い土を改良するために、ショベルで
  土を掘り起こしました。現場監督の入江
  さんの指導の下、建築主のお二人も初めて
  ユンボを運転。楽しい体験となりました。
10月26日 照明器具の取り付け
  建築主様が、ネットを駆使して探した
  アンティークや、海外から取り寄せた
  こだわりの照明器具を取り付けました。
10月27日 勝手口ドア
  勝手口と玄関ドアは、現場の戸締りのために
  早めに取り付けられていましたが、キッチン
  にあわせて、ドア枠にモールをつけました。
  ステンドグラスとも合いますね。
10月29日 シンボルツリーの植え込み
  植栽予定日が、大雨で延期となり、日曜日の
  植え込みとなりました。
  早起きをして東京からつくばへ来たつもり
  でしたが、もうすでに植えられていました。
10月29日 2階から見る花水木
  上段の写真は、現場監督さんが作業の様子を
  撮っておいてくれたものです。
  現場に着いて、2階から中庭を眺めると
  紅葉した花水木がうれしそうでした。
10月31日 給水・下水管の配管
  敷地内の地中に給水管・下水管を配管して
  水道を家の中に引き込み、汚水を道路の
  下水管へ流します。穴掘りも、たいへん
  な作業です。
10月31日 設備配管の埋設
  地中に設備管などが埋設されました。
  現場は、私達の知らない、わからないところ
  にも、様々な困難な作業や、職人さんの苦労
  が詰まっています。
11月17日 工事再開:キッチンの設置
  船に乗って運ばれてきた輸入キッチンが、
  日本の税関を通って、現場に着きました。
  キッチンを待っていて、ストップしていた
  現場が最後の工程に進みます。
11月17日 キッチンカウンターの設置
  まず、キャビネットが設置されました。
  そして、緑色の人工大理石のカウンター
  を設置します。こだわりの輸入キッチンは
  大工さんも初めてとのことです。
11月17日 マントルピースの設置
  建て主さまがていねいに塗装した、
  古いマントルピースを設置しました。
  英国調リビングの雰囲気倍増で、素敵です。
11月17日 アンティークミラーの取り付け
  白いタイルの美しい、洗面カウンターの
  前面壁には、アンティークミラーを取り付け
  ました。入江さんが傷んでいた鏡裏板と銅釘
  を取り替えると中から昭和12年の新聞が!
     
                  
                 建て主さまには、私から現場の報告をしています。
                 報告書は、このような写真と詳細な説明入りで
                 現場に平均週1〜2回足を運んで、写真を撮ります。
                 このお家の場合は、17冊提出しました。

  
 
  
 検査機関の完了検査。(11月29日)       建て主さま(後姿)による竣工検査。(11月24日)



  平成18年12月完成!
  

  つくばの現場へ行くのが楽しみでした。

  建て主様ご夫婦の実家のご家族は、この土地や建築現場を
  一緒に見に来ているうちに、すっかりつくばファンとなり
  東京からつくばへの移住を計画中とか・・・。

  私も、この家のおかげで、つくば の温かい人たちと
  ご縁をいただき、これからますます、つくば に
  引力を感じてしまいそうです。
                     吉田真澄

                                            エピソード集は こちら