高橋直純さん
 HMV横浜ビブレ・インストアライブ
     いべんとれぽーとv
         ※多少あやふやで抜けてるとこもあると思います; ご了承下さい;



2002年8月18日の日曜日。台風の近い、雨がぱらつくお天気でした。
ひとりでは何だか勇気が足りなかったので、里久ちゃんも一緒に行ってもらいました(^^)

PM1:00からのイベントの整理券に、『30分前にはお集まり下さい』と書いてあったのですが、
余裕を持ってAM12:10頃HMV横浜ビブレに到着しました。
すると、私達の他にも直純さんファンらしき人達がちらほらと…!
浴衣を着た人や、キャズのぬいぐるみを持った人(←すごい勇気/笑)など、イベントスペースは瞬く間に直純さんファンの人でいっぱいになりました。
私のキャズ(持ってるんですよ、一応/笑)はお留守番。
小さいキャズを買っとけば良かったと後悔しつつ、自分も何かつけたくなった私はお財布に
つけておいたイノリくんのファスナーホルダーを上着のホックに移動させました(笑)
                   
約30分前になって、スタッフの人から声が掛かり、一旦外に出ることに。
雨はほんの小雨程度でしたが、整理券が濡れないように死守(笑)
20人ずつくらい並んで順番に入り直しました。
私は47番だったのですが、傍らで「82番はまだですか?」という声が聴こえて…「一体何人来てるんだろう」と密かに驚きました(笑)
整理券を持っていない人も来てたようなので、100人くらい居たのでは…??

入るとステージの真ん前の真ん中はすでに39番までの人達が独占なさってたので(笑)、
私と里久ちゃんはステージの上手側の前に行きました。
始まるまでの間、イベントスペースに『〜kiss you〜』が流れ始め、ステージのバックの画面(?)にスフェリックスの映像が流れていました。
2、3巻だけは見てた私は、スフェリックスを知らない里久ちゃんにキャズやニック達のことを話したりして待っていました。
5分前くらいになった頃でしょうか。突然『〜kiss you〜』のプロモーションが…v
「これが噂の、イベントとかでしか見られないプロモーション…vv」と、私はもうステージの画面に
釘付け;
でも時間が経つにつれて心臓がドキドキ鳴り始めて…。
にわかに緊張し始めて、数刻後。
ファンの人の歓声に気づいて顔を上げると――。

直純さんが、ステージに登場しました。

「こんにちは〜!」と、元気に、やっぱり帽子をかぶって登場の直純さんは、会場に集まった
ファンの数に驚いてらっしゃるようでした。
「みんな雨大丈夫でしたー? もうすごいですよ! こんなんなって下から降ってますから!」
と、地面から跳ね上がる雨の様子を身振り手振りで表現する直純さん(笑)
「今までにも僕を見たことある人ー?」とか、「パシフィコのイベント行ったことある人ー?」と聞いて、ほとんどの人が「はーい!」と返事をして手を上げると、
「じゃぁ、みんな顔馴染みじゃん!」
と、にっこり笑顔を見せてくれましたv

何でもこの会場は1時間しか時間が無いということで、めちゃくちゃ急く直純さん。
けど、ここに来る前にトイレに行こうとして、鏡のせいで浴衣着てる人が見えちゃって「やべぇよ」とか思いながら駆け込んだ所が女子トイレだったとか(笑)
そんな失敗談を楽しく話して下さったあと、話題は『〜kiss you〜』やスフェリックスのことに。
『〜kiss you〜』のプロモーションを「見たことある人ー?」との質問に半数ぐらいの人がNOで、
すると背中をべたっと後ろにつけて「見ーせない♪」とお茶目な直純さん(可愛い…/笑)

直純さん曰く「紫色のぶにぶにした物体で非常に気持ち悪い(笑)」キャズの話になった時、
「あ、あそこに居ますね。微妙に揺れてる(笑)」と、ファンの人が連れてきたキャズを発見。
「僕の部屋にも何体か居るんですけど、夜怖いんですよねー(笑) 歯が光るんですよ!(大笑)」
もう会場は大爆笑。私も買うときは勇気いりました(苦笑)
「でもクサイもの見たさ…あ、いや! 怖いもの見たさに結構こんな感じで見ちゃったりして…!」
と、両手で目を隠しながらちらっと見るように表現される直純さん(クサイものって…笑)。
私の部屋にも居ます、キャズ(笑) 最近は一緒に寝られるようにもなりました(笑)


そんな楽しいトークが終わると、いよいよミニライブに突入v
「3歳の時、歌って踊った時におひねりが飛んできて、それを受け取った刻『歌手になろう』と決めたんです(笑)」
と、可愛い動機を話して下さった直純さん(笑)
でもそれからずーっと頑張ってらっしゃるんだから、直純さん自身が本当に『歌』が好きなんだろうなぁと思います。
まず1曲目は、『〜kiss you〜』。
「生『kiss』初めての人ー?」と尋ねる直純さん。
なっ、生『kiss』!? とびっくりしつつ(笑)、手を上げました。
TV出演して歌ってらっしゃったのは見ましたが、『生』は初めてでしたから。

曲が流れて、直純さんの歌声が流れて――。
――前々から心配はしていました。
『泣いたらどうしよう』
普段から涙腺の弱い私。普段から直純さんの歌声に涙する私。
そんな私が生『kiss』に適うはずもなく、ワンコーラスのところでもうぼろぼろと涙を零してしまいました。
直純さんの想いすべてが歌声に乗って届けられて――。
しかもはじっこだった私のすぐそばにスピーカーがあったんです;
なので、もう身体全体、心全体で直純さんの歌声を聴くことが出来て――身も心も涙腺も
震えっぱなし(苦笑)でした。
――歌と共に流れる『時間』、歌が響き渡る『空間』。
また改めて『時空』を感じることが出来ました。


2曲目は――『ALIVE』.。
実は私事ですが、この日の2日程前、ゾイドの夢を見たんです。
私にしては珍しく男の子が登場して――その子はどことなくイサトくんに似ていて、声も直純さんに似ていて――彼の乗るゾイド(セイバータイガー)の名前がキャズだったんです(笑)
そして彼の名前が『リュッド・アライブ』でした。
直純さんの『ALIVE』をバックにゾイドで駆ける彼の夢――。
それをこの日、里久ちゃんに話したばっかりだったので「すっごい偶然!」と驚きました(笑)

レポートがそれました、すみません;
私の他にも生の『ALIVE』を聴くのは初めての人が多かったようです。
みんな手拍子を控えて一心に聴いていました。
今日の『ALIVE』を聴いて、直純さんの歌声を一番『身近』に感じられる歌だと思いました。
自然で綺麗で、すぐそばから空へ吹き抜ける風のような、そんな歌…。


歌い終えて汗だくの直純さん。
確かこの刻、帽子をとられて――。
ジャンケンによる抽選が行われました。
サイン色紙1名のみだったのですが、私は初っ端であいこだったので駄目でした(苦笑)
結構続いたジャンケン。
「これバツゲームだったら大変じゃん、オレ」
なんて言いながら、ついに勝者1名が決定。
その人の名前を書きながら「…ペンが出ねぇ」とか「あっ、汗が…!」とか、「しーんとなってしまった…」と、マイクを片手に、常にファンのみんなに気配りして下さってました(優しい人だなぁ…)。

それが終わると、ミニライブの締めくくり――新曲の『Rainy day』を歌って下さいましたv
本当に今日にぴったりの歌。
もう収録は終えられたのか、「出来立ての焼いたばっかのをもう家でかけてるんですよv」との
言葉に、ファンのみんなが一緒になって羨ましがると、「いいでしょ?(笑)」とにっこりv
「僕は結構、雨に打たれるのって好きなんです」
『――あ、私と一緒だ』
直純さんの言葉に、私は心の中で嬉しくなりました。
「傘持ってるのにささずに歩いたり。それで熱出したりして(笑) バカでしょ?(笑)」
そう言って苦笑する直純さん。
『そんなことないけど、お家に帰ったらちゃんと身体拭いて下さいね;』
なーんてまた心の中で言いつつ。私も多少の雨なら濡れても平気です。
というか、やっぱり傘さす気になれないぐらい。
服とか荷物とかあるから、大抵はしませんが、一度思い切り雨に打たれてみたい…(笑)
でも最近は酸性雨が…;(って、現実的な…;)

そんなこんな思っていると、『Rainy day』が始まりました。
この歌も、『ALIVE』みたいに直純さんをすぐそばに感じられました。
『ALIVE』や『stay』のような、空と風を感じさせてくれる歌も大、大好きですが、やはり
水属性の私としては(笑)、この『Rainy day』はもう大、大、大好きになりましたv
少しせつない綺麗な歌。
この歌を聴きながら思ったことは――。

直純さんって、『空』みたい。

ある時は太陽みたいに明るく励ましてくれて。
ある時は雲を流す風のように不安を吹き飛ばしてくれて。
ある時は雨を降らすようにしっとりと優しく包み込んでくれて。

素敵な素敵な、『空』。

歌の最後。
だんだん、だんだんと曲が消えていき――直純さんの歌声だけが静かに静かに響いて。
『Rainy day』は終わりました。
私も、里久ちゃんも、一緒に聴いていたファンの皆さんも力一杯拍手を送りました。
とっても、とっても素敵な歌ですv


ミニライブも終わり、残るは握手会のみ。
「いつもは一人一人、ゆっくり話しながらするのですが、今日は時間が無いので一人平均3秒程になってしまいますが; そのかわり、もうぎゅっと、ぎゅっと込めますので!」
短い間しか出来ないことに「そっかぁ…」なんて思ってると、突然スタッフの人が私に向かって
「どうぞ!」って言ってきたんです!
整理券の番号が47番だったので、すっかり油断していた私は「え、え? えぇ!??」と少しパニック(苦笑)
今から考えれば、1番から並び直してる時間も無かったということなのでしょうが…;
握手会用に準備されたステージに向かいながら、スタッフの人に「番号はいいんですか?」と訊くと、「いいですからっ」と、もう「早く行ってくれ」状態(笑)

とゆーわけで、この日いらしてた皆さん、握手会トップだったのが水帆です(笑)
ちなみに2番手が里久ちゃんでした(笑)


何だかもう緊張する間もなく急かされ、バッグの中から急いで手紙を取り出し、直純さんの居る
ステージへ登り…。
汗をいっぱいかいた、明るい笑顔の直純さんにむかえられました。
「こんにちは〜」
にっこりと笑って下さる直純さん。
手早く「こんにちはっ」と言った後、「手紙、書いてきました!」と言って渡しました。
空の絵柄の、手紙。
「ありがとうございます〜!」
受け取って、ぎゅっと握手して下さる直純さん。

『わぁっ…あったかい――っていうか、あつい…』

直純さんの一生懸命さが、一気に伝わってきた瞬間でした。
短いそれが終わり、手が離れかけた刻、昨日から『これは言わなくちゃ』と思ってたこと。
「新しいCD、楽しみにしてます!」
早口でしたが言い終えると。
「ありがとうございますっ!」
にこーっと笑って、再び、ぎゅっと手を握って下さったんですvv
「また遊びに来て下さいねv」
「はい!」
2、3秒程オーバーしてしまったかもしれませんが;
合計2回握手出来たこと。
最後にもう1回、直純さんと笑顔を交わせたのがすっごくすっごく、最高に嬉しかったです!


その日の帰りは、里久ちゃんとふたりで握手会1、2番手になったことを話しながら。
思ったより早く終わったので、水帆の家に寄ってもらったりしました。



直純さんに直接お逢いできたこの日。
とってもとっても大切な想い出になりました。
一緒に行ってくれた里久ちゃん。
そして――直純さん。
本当に本当に、ありがとうございました。