きみの心は雪のように白く……





 見上げれば、天上には薄い青みをおびた冬の空がひろがっている。地上は深い雪に覆われ、吐く息すら白く染まる。冷たい大気を頬で感じながら、ひとりの少年が屋敷の門前を右往左往していた。地面にはいくつも足跡があり、大きさも種類も全て同じ。少年がここへやってきたのが、だいぶ前であることがよくわかる。
 少年は何やら考え込む様子であったが、やがて立ち止まると頭を抱えた。
「あーっ!! もう、どうすりゃあいいんだよぉ!!」
「ヒトの家の前で何を騒いでいるんだ? イサト?」
 いぶかしげな声が投げかけられ、少年――イサトは勢いよく振り返った。燃えるように赤い、色鮮やかな髪が揺れる。
「か、勝真っ!?」
 振り返った先にいたのは、イサトの乳兄弟である青年――平勝真であった。冬だというのに、腕を剥き出しにしている。寒がりな者にとっては、見るだけで物理的な寒さを感じるような姿である。
 イサトは視線を彷徨わせながら言う。
「ひょっ、ひょっとして、いまの、聞いてたか?」
「ああ、しっかりな」
 あれだけ大きな声で叫んでいれば、当たり前だ。勝真は半ば呆れたように言った。するとイサトは屋敷の塀に手をつき、項垂れる。
「あぁ……オレ、朝っぱらから何やってんだろ……」
「そりゃあ、俺が訊きたい。どうしたんだ? 屋敷の中に入らないのか?」
 門の方を顎で示し、勝真は問うた。何気なく足下を見やれば、見慣れた足跡が大量に刻まれている。本当に一体、この弟は何をやっていたのだろうか。
「いや、入ろうとは思うんだけどさ……なあ、勝真、最近の様子が変だと思わねぇか?」
 イサトの言う「」とは、異世界からこの世界「京」にやってきた、龍神の神子である少女の名だ。彼も勝真も、彼女を護る八葉である。
 勝真は軽く考え込む。
「……そうだな。最近、妙に明るい。何だか無理をしているようにも見えるな」
「勝真もそう思うだろ。だからオレ、昨日に『疲れてるんなら、無理すんな』って言ったんだ」
 地の青龍は無言でイサトの顔を眺めやった。それを受け、天の朱雀は語を続ける。
「そしたらさ、『私は大丈夫。イサトくんこそ、疲れてるんなら、明日は休んでいいよ』って言うんだぜ。休んでほしいのは、オレじゃなくて、なのに」
「……らしいな」
 二人の八葉は、何とも苦い笑みをかわした。
 龍神の神子とはいえ、ひとりの少女である。普段は皆に心配や迷惑をかけないよう、明るく気丈にしているが、時折寂しそうな様子や疲労の濃い顔が見え隠れしている。突然見知らぬ世界に召還され、その命運を託されてしまったのだ。何も感じないわけがない。疲れないわけがない。
「だからさ、今日こそは、息抜きでもさせようと思っているんだけど、あいつのことだから、またオレたちを心配させたとか、迷惑かけたとか、そういうこと考えるに決まってるだろ? だから、何て言えばいいか、考えてたんだよ」
 勝真はようやく納得したように頷いた。
「なるほどな。それで、さっきの台詞になるわけだ」
「そういうこと。それでさ、勝真、どう言えばいいと思う?」
「そうだな……」
 乳兄弟は腕を組んで考え込む。
 と、そこへ笑みを含んだ声が滑り込んでくる。
「――何も悩まずとも、自然にお誘いすればいいのではないかな?」
 振り返らずとも、その声が何者であるかを告げてくる。地の白虎・翡翠である。
「翡翠、聴いてたのか」
 勝真の口調は咎めているわけではなく、あくまで確認といった調子である。それがわかっているからか、翡翠もあまり悪びれた様子はない。
「まあね。立ち聞きはよくないと思ったが、キミたちがあまりに真剣な様子なので、出ていく機会を逸してしまってね」
「なら、ちょうどいいや。さっき自然に、って言ってたけど、具体的にはどうすればいいんだよ?」
 と、これは僧兵見習の少年である。
「言葉どおりだよ。変に言葉を選ぶよりも、自然に誘えばいい」
 翡翠は長く豊かな髪を手で梳く。
「そうだね……キミたちは私などより、京を歩き、知り尽くしている。だったら、美しい雪景色が見られる場所なども知っているはずだ。そのようにお誘いしてみてはどうかな? これはあくまで一例だが」
「なるほど! さすが翡翠!」
 イサトは名案、とばかりに、指を鳴らした。その様子を見、翡翠は口の端に笑みをこぼすと、ゆったりとした足どりで歩き出す。
「では、私はこれで失礼するよ」
「お前も一緒にこないのか?」
 地の青龍が小首を傾げて問えば、翡翠は知人との約束があるのだという。館には行きがけに通りかかったので、軽く挨拶に寄っただけなのだ。伊予の海賊である青年は、肩越しに仲間たちを見やる。
「神子殿のことは頼んだよ。憂い顔の姫君もまた魅力的だが、やはり殿は明るく笑っておられる方がいいからね」
 言葉だけをとれば、冗談めかしているようにも聞こえる。が、瞳は真剣であった。彼もまた、の様子を見抜いているのだろう。それがわかった勝真とイサトは、大きく頷いてみせた。



 は何をするでもなく、室内から外を眺めていた。翡翠がきていた時は、明るく笑っていたというのに、いまはどうだろうか。表情らしい表情も浮かべず、ただただ外を見つめている。
「――神子様」
 鈴を鳴らすかのように、愛らしい声が静寂を破る。ははっとしたように姿勢を正し、表情をとり繕った。
「何? 紫姫?」
 声をかければ、星の姫がこれまた愛らしい顔を覗かせる。
「勝真殿とイサト殿がいらしてますわ。お通ししてもよろしいでしょうか?」
「いいよ。通して」
「わかりましたわ」
 紫姫が一礼し、髪飾りが涼やかな音をたてて揺れた。彼女が去ってからほどなく、ふたつの足音が部屋に近づいてきた。真っ先に顔を覗かせたのは、僧兵見習の少年である。続いて京職の青年も入ってくる。
「よっ、!」
、邪魔するぜ」
「いらっしゃい、勝真さん、イサトくん。どうぞ座って」
 にこりと微笑み、は二人を歓迎した。一瞬、勝真とイサトは視線をかわしあう。何だか少女の笑顔が、無理矢理つくったもののように見えたのだ。だが、それは口には出さない。とりあえず龍神の神子である少女に勧められるまま、勝真とイサトは適当な場所に腰を下ろした。
 早速乳兄弟が計画を実行に移そうと、口を開きかける。が、が言葉を発する方がはやかった。
「今日はどうします? 上賀茂神社の怨霊はまだ封印していないから、それを封印しにいきましょうか? あ、でも土の力が他のに比べてちょっと足りないから、土地の力を高めにいった方がいいかな?」
 あれこれと意見を述べるに、二人の八葉は内心で額に手をあてたくなった。の言っていることは、龍神の神子としては立派なものである。だが、無理をしているのがわかるだけに、言ってやりたいことがないでもない。
 勝真は片手をあげ、どうにか少女の口を制した。
「あのな、、今日は神子や八葉としての仕事とは関係ないことをしたいんだ」
「え? でも――」
 何やら言いかけるをさえぎり、イサトが声を上げる。
「一日くらいいいだろ? オレ、嵐山にいきたいんだ!」
「嵐山に?」
「ああ、綺麗な雪景色を拝める場所を知ってるんだ。な、一緒にいこうぜ!」
「イサトもこう言ってるんだ。いこうぜ、
 地の青龍と天の朱雀からそろって「いこう」と言われ、は少々考え込む仕草をしたものの、首を縦に振ってみせた。



 肌を刺すような風もなく、大気は適度な湿り気をおびている。一面を雪で覆われた山々に、ほのかにあたたかい陽光が差しかかり、時折銀色に輝く。白く凍った景色は澄んだ泉のように美しいが、あらゆる生き物にとって冷たく、厳しいという側面も持っている。
 イサトが先頭をきって歩き、がその後に続く。最後尾は勝真がかため、万が一の場合に備える。実際、雪に足をとられ、イサトが一回、龍神の神子である少女が二回ほど転がってきた。
「わぁ……!」
 眼前にひらかれた光景を見、は感歎の声を上げていた。
 ――銀世界。
 そう呼ぶにふさわしい景色であった。木々が左右に展開し、さえぎられることを知らぬ光が、天空より降り注いでいる。いまだ誰も足を踏み入れていない、自然に降り積もった純白の結晶が、やわらかな表面を輝かせる。
「――綺麗……」
 吐息混じりに少女は呟いた。彼女の左右で、イサトと勝真も自然の造りあげた光景に目を奪われている。
 ――私……これを護っているんだ。
 ふとそんな考えが、の脳裏に浮かんだ。龍神の神子として、日々怨霊を祓い、封印し、土地の力を高めてまわっていた。いつも夢中であったから、自分の行為によって何が救われ、何が護られていたのかわからなかった。だが、目の前の景色を見ると、その答えが得られたような気がする。
「――お、おい、……!!」
 何故か慌てたようなイサトの声が聞こえ、龍神の神子である少女は我に返った。何かとそちらを見やり――初めて自分が泣いていることに気づく。
「あ、あれ……?」
 は慌てて両手で目を擦った。心配そうにこちらを覗き見ている二人の八葉に、笑顔をつくってみせる。
「何でもありませんよ! 何か、急に涙がでてきちゃって……変ですね!」
 ――心配をかけてはいけない。しっかりしなければ。自分は龍神の神子なのだから。
 地の青龍と天の朱雀は、互いの顔を見あわせる。先に口を開いたのは、勝真の方である。
「……無理して笑うことなんてないぞ、
「え……? 私、無理なんか……」
「してない、とは言わせないぜ。オレたち、わかってるから」
 イサトはほろ苦く笑う。
 自身の内面を見透かされたようで、少女はどきりとした。口調を強め、必死に言う。いまのは涙が勝手にでてきただけで、自分は大丈夫だ。無理などしていない……一気にまくしたてるを、勝真とイサトは黙って見つめる。
「――私は大丈夫ですよ! 龍神の神子だもの、このぐらい、何でもないですから……!!」
「本当に?」
 僧兵見習の少年は静かに問うた。
「……!?」
 は言葉に詰まる。何か言わなければならないのに、喉がふさがれてしまったように声が出てこない。
 京職の青年も、穏やかに問いを重ねる。
は、本当にそう思っているのか?」
 二対の双眸が、少女を真っ直ぐに映してくる。
 の顔が歪む。
「…………嘘…………」
 双瞳が揺れ、大粒の光がこぼれだす。
「………………いつも……不安だよ…………」
 ちゃんとやれているのか。本当に京を救えるのか。それらは、常に少女のなかに渦巻いている不安であった。
 眼前にひろがる光景は、にひとつの答えをもたらした。自分はこれを護っているのだ、と。だが、同時に抱えていた不安を増幅したのである。
 ――京という世界にひろがる、こういった光景全てを護らなければいけない。
 世界はひろい。
 自分の両手で抱えきれるとは思えない。
「……でも、私は龍神の神子だから……しっかりしなきゃいけない……泣いちゃいけない……迷っている暇も、悩んでいる時間もない…………」
 両手で顔を覆い、嗚咽混じりには言った。
 ふわり、とあたたかいものが少女の身体を包んだ。視線を持ち上げたの瞳に、乳兄弟が左右から自分を包んでくれているのが映った。
「――馬鹿だな。誰がそんなこと言ったんだ。泣きたいなら泣けばいい。龍神の神子だからって、泣いちゃいけないなんて決まりはないんだ。俺たちはいつでも、、お前の涙を受けとめるから……」
「……勝真さん……」
「――ごめんな、。こんなになるまで、何もしてやれなくて、本当にごめん。でも、これからは大丈夫だから。辛い時、不安な時、いつでも頼ってくれよな。オレたちは、そのために傍にいるんだから」
「……イサトくん……」
 耳元でささやかれる言葉はあたたかい。だが、微かな震えをおびている。の抱えていたものは、彼らにとって、あまりにも衝撃的なものであった。まさか自分たちよりも年下の、しかも少女がここまで気を張りつめていたなど、思いもよらなかった。
 ――何故もっとはやく気づいてやれなかった。
 そう自分を責めている。
 は流れ落ちる銀色の波を拭いもせず、自分の精一杯の気持ちを言葉にこめた。
「――ごめんなさい……ありがとう……」

 ――ごめんなさい。
 自分を責めさせて。

 ――ありがとう。
 こんなにも弱い自分を、優しく包んでくれて。




 これまでためてきた涙を全て流し、はすっきりとした表情で紫姫の館へと帰ってきた。すると星の姫だけでなく、泉水と泰継も出迎えてくれる。天地の玄武の姿に、何かあったのかと三人は心配したが、二人がやってきた理由は個人的なものだという。
 泉水は小さな木箱をの前に置いた。
「実は綺麗な貝合わせを頂いたので、もしよろしければ、神子に、と思いまして」
 木箱の蓋を開ければ、微かな香のかおりとともに、いくつもの貝殻が出てくる。貝の裏側の絵は細部まで描かれ、見事なものである。
「わぁ、素敵ですね。ありがとうございます、泉水さん。でも、いいんですか?」
「はい、神子に使って頂きたいのです。あなたの御心を、少しでもお慰めできればよいのですが……」
「本当にありがとう、泉水さん。大切にしますね」
 嬉しそうな少女の様子に、泉水は優しく微笑んでみせる。それを見、地の青龍と天の朱雀は、さりげなく視線を交錯させた。
 は木箱を胸に抱き、背後に控えている紫姫を見やる。
「紫姫、後で一緒にやろうね」
「はい、喜んで」
 幼き姫君はにっこりと笑って頷いた。
 話が一段落つくと、それまでひっそりと部屋の隅に控えていた泰継が進み出る。
「私の用件は――これだ」
 陰陽師の青年は、に向けて右手を差し出した。とはいえ、その手に何があるというわけでもない。だけでなく、皆が小首を傾げて泰継を見つめた。すると――袖の下からひょっこりと、小さな生き物が顔を覗かせる。
「あ、リス!」
 それの正体をいち早く見抜いたイサトが声を上げた。と紫姫は少女らしい興味を瞳にこめて、泰継の手の上のリスを覗き込む。リスは二匹おり、きょろきょろと周囲を眺めまわしている。
「かわいい……! どうしたんですか? この子たち?」
「北山で拾った」と、泰継の返答は短い。だが、それだけでは話が通じないと思ったのか、補足を始める。
「このリスたちは、せっかちなことに、もう冬眠から覚めてしまったようなのだ。庵の近くで凍えていたのをみつけ、拾った。春がくるまで私が世話をしてもよいのだが、あいにくとこのような経験がない」
 二匹のリスが、泰継との顔を交互に見やる。
「庵では少々寒く、リスたちも辛いだろう。だから神子に預けにきた。よき話し相手になるのではないだろうか」
 普段泰継の話し相手を務めているのは、一体何なのだろうか。話を聴いていた勝真やイサトなどは、思わずそんなことを考えた。この陰陽師の青年のことだから、この世を彷徨っている霊や草木かもしれない……そこまで考えて、そんなはずないか、と頭を振る。真実は、彼らの想像どおりのようだが。
 はすぐには応えず、問うような視線を紫姫に向ける。それを受けた星の姫は、微笑とともに首を縦に振ってみせた。龍神の神子である少女の顔が、ぱっと輝く。
「ありがとう、泰継さん! 大切にお世話させてもらいますね!」
 リスたちはが信頼できる相手と判断したのか、自分たちから進んでその肩へと登りつめた。少女は小さな友人たちに頬をすり寄せ、花が咲き誇るような笑顔をこぼす。
「面倒をかける。だが、喜んでもらえたのなら、よかった」
 地の玄武が満足げに微笑んだのを見、乳兄弟は確信したように頷きかわした。
 ――泉水も泰継も、自分たちと同じ気持ちなのだ。
 二人の青年も、が無理をしていることを察し、何かできないかと考えたのだろう。そして持ってきた、精一杯の気持ち。ほんの少しでも、目の前にいる少女の気持ちが楽になるように、彼女の感じている重圧をとり除けるように、と願いをこめて。
 翡翠といい、彼らといい、皆が自分たちと同じ気持ちを抱いていた。それが何となくくすぐったく、それでいて嬉しい。自分たちは生まれも境遇も全て違うが、のためにひとつになれるのだ。
 地の青龍と天の朱雀がそんなことを思っている間にも、と泰継の会話は続く。
「ねぇ、泰継さん、この子たち、兄弟ですか?」
「それはわからぬ。だが、そうかもしれぬ。二匹は一緒にいたからな」
「だったら、この子たちの名前、『かつざね』と『いさと』にしようっと!!」
『何ぃっ!?』
 と、大声を上げたのは、勿論勝真とイサトである。話を聴いていた紫姫と泉水が、思わず小さく噴き出した。陰陽師の青年などは「神子の好きにすればよい」と無責任に頷いている。
「ちょっと待て、! 何も俺たちの名前をつけることないだろ!?」
「もっと別な名前にしろよ! 何かあるだろ!!」
「いいじゃないですか、この子たちも兄弟だし、勝真さんとイサトくんも兄弟なんでしょう。それに、もう決めたことですから、ねぇ、かつざね、いさと」
 龍神の神子である少女が笑いかけると、彼女の肩の上で『かつざね』と『いさと』が得意げな鳴声を発した。心なしか胸を張り、まるで「お前たちの名前はもらったぞ」と、勝利宣言をしているようである。
『……何でこうなるんだよ……』
 まんまと自分たちの名前をもっていかれた乳兄弟は、互いの疲れたような顔を見あわせるのであった。



                       ――Fin――



 <あとがき>

・まず最初に、彩亜様、風見野にリクエストして下さり、ありがとうございますvv 少々長いお話になってしまいましたが、少しでも喜んで頂けたら幸いです。私は恋愛的なお話が苦手なので、神子が出てきても上記のようなお話が精一杯でした; すみません;
 リクエストでは、『乳兄弟か玄武』とのことでしたが、せっかくなので、両方に登場してもらいました(メインは乳兄弟ですが) 何故か翡翠さんまで登場した時は、書いていた私自身驚きましたけど(^^;)
 辛いことを辛いと言えず、苦しいことを苦しいとも言えない、そして泣きたい時に泣けない……これはすごく重いことですよね。それが使命や立場からつくりあげられたものならば、なおさらです。ですが、周囲にそういったことを察してくれる人がいる、というのは、とても恵まれたことなのでしょうね。そんなことを表現できたらよいな、と思い、勝真さんとイサトくん、そしてちゃんのシーンを書きました。うまく表現できているかが、一番心配ですが; 最後の方は……すみません; ちょっと「遊び」を入れてみました(^^;) 玄武も登場してほしいな、と思ったら、何故かこんなことに;
 こんなお話ですが、彩亜様、どうぞお受けとり下さい。 ここまで読んで下さって、ありがとうございました。



                                           2004.1.2    風見野 里久