羽柴水帆の『遙かなる時空の中で3』キャラ観‐八葉編‐


       なるべくネタバレはふせたつもりです…;


  天の青龍・有川将臣  CV・三木眞一郎さん

 前作までの『神子に仕える武士』から一変、主人公の気さくな幼なじみということで、「おおっ」と
 思ったんですが……17歳って嘘ぉみたいな(笑) それが第一印象。
 ただ彼の服装を見るに、京へ飛んだ時期にズレがあるんじゃないかなとか、その間に何らかの
 役目、立場につくことになったんじゃないかなぁと、プレイ前に予想をしてたんですが……
 「あぁ、なるほど」とか、「やっぱり…;」って感じですね(^^;)
 将臣くんは大らかで要領がよくて、カリスマ性を持ってる人なんですね。自然に人が頼り、
 ついていきたくなるような。彼もそれに応える度量を持ってる兄貴分な性格。
 実際、譲くんのお兄さんだし、望美ちゃんや他の人にとってもそんな存在だったんだと思います。
 それが京へ行ったらもっと大きなものになってしまったって感じですね。
 頼られること、期待されること、それを裏切れない気持ち。根っからのお兄さんな彼の辛さは
 すごく解るから、私もめっちゃ切なかったです。三木さんの演技がもう真に迫る素晴らしさで、
 より一層涙を誘われます(笑) 本当は苦しいのに、「別にそんなことはねぇよ」と、笑って言える
 彼は私も人間的に尊敬できる人です。
 

  地の青龍・源九郎義経  CV・関 智一さん

 「えぇ〜、義経さんになっちゃったの〜!?」と、「ハデな髪…;」が第一印象です(笑)
 前々作から性格が堅くなってる印象ですが、今回はそうとも言い切れない感じです。
 戦場で生きてきた人だし、ただ真面目で一直線で口が悪いだけで(笑) でも一度仲間と認めて
 くれたら笑顔も見せてくれるし、結構仲良くしてくれます。その辺は 前作までの地の青龍さんと
 同じですねv けど、変に照れ屋で素直じゃないので、望美ちゃんと何度もケンカっぽくなる
 やりとりは、見てて面白かったです(^^;)
 彼の照れ顔って、可愛いけどすごいですよね(笑) ハデな照れ方します。
 って、彼に関して語ることはそれだけじゃなくて; この人の兄です、問題は(苦笑)
 九郎さんは『偉大な兄』を失望させないように、源氏のために頑張ってるのに、むこうはそれを
 何とも思ってませんからね(怒) 逆にもう邪魔者扱いしてくるし。
 頼朝を信じてる一方で、そんな兄の目論みにも気づいてて悩んでる九郎さんの姿が何とも
 可哀想でした。九郎さん、辛いだろうけど、もうあんな人見限りましょう(笑)
 ところで『九郎』って役職の名前ですよね; 彼の名前は『義経』さんなんだから、一度だけでも
 「義経さん」って呼んでみたかったです。
 

  天の朱雀・ヒノエ  CV・高橋直純さん

 これまた前作までとはうって変わって、思いっ切り直純さんを意識して生まれた人なのでは
 ないでしょうか(笑) アイドルっぽい外見でナンパくん; 直兄も水野さんも思ったそうですが、
 「そうきたか」と私も思いました(^^;) って、直兄は別にナンパくんではありませんが(笑)
 女の子に受けそうなキャラってことですね。
 実際に出会ってみて……いやぁ変わったねぇ、天の朱雀くんって感じもしつつ(笑)
 ヒノエくんはめちゃくちゃ頭がいいですね。勘も鋭いし、常に余裕だし。まぁ、彼の生まれや立場も
 ありますからね。でも、悩んでる姿を見せようとしないところや、パッと切り換えられるところは、
 若いのに偉いなぁと思う反面、切なかったです。
 元来ナンパな人が苦手な水帆ですが、ヒノエくんはそうでもなかったですね(声が直兄なのを
 差し引いても/笑) 彼を相手にするのが得意とまでは言えませんが、カッコイイし可愛いから
 許すみたいな(笑) 普段は頭がきれて不敵でカッコイイんだけど、照れた顔が「あ、まだ少年v」
 って感じで、可愛いんですよvv
 彼のルートは、『源平合戦』というより『熊野活劇』って感じですが(笑)
 めちゃくちゃカッコイイですよv(←海賊好き) 水帆の初EDでした♪
 

  地の朱雀・武蔵坊弁慶  CV・宮田幸季さん

 九郎さんの時と同じく、「えぇっ、弁慶さんって、えぇ〜!?」って感じでした(笑)
 驚いた理由が微妙に違いますけど; 『弁慶』さんになったことは勿論、今までの『弁慶』の
 人物像とのギャップなどで。「豪傑」より「知略を持った賢い人物」という部分をピックアップ
 したようですね。あと、今までの地の朱雀さんの面影を合わせて。
 って、弁慶さんと接していくうちに思ったのは、「今回の朱雀って…;」とか、
 「熊野って一体……(汗)」でした(苦笑) 女性好きなのは血筋ですか(笑)
 弁慶さんも頭いいですね。さすが軍師。でもって策士(笑) 普段は穏やかだけど、内面では
 冷徹と思えるほどの厳しさと覚悟を持ってる人です。でもそれは大勢の人を思いやる優しさが
 あるからだと思いますけどね。彼もある意味、『ひとりの戦い』をしてたんだなぁと思うとせつな
 かったです。誰にも過去や内心を言えなくて(言ったらえらいことですから/苦笑)
 いつも何かと引き替えにしてきた彼の辛さや実行力は私にとっては想像を絶するものでした。
 彼のEDは感慨深ったですね…。
 

  天の白虎・有川 譲  CV・中原 茂さん

 将臣くんの弟で(似てない/笑)、主人公より一つ年下(見えない/笑)……と、第一印象は
 色々でしたが、やっていくうちに違和感もなくなりました(慣れた?/笑)
 譲くんの特徴は「主人公より年下(大人びてるけど)」なだけじゃなくて、主人公に対してすでに
 恋愛感情を抱いている」ことなんですね〜。ネオロマでそんなの初めてなので、ちょっと意外
 でしたが、面白いし嬉しいなぁ〜♪と思いましたv 一途です、譲くん。
 彼のそんな設定に加え、初っ端から主人公をかばってケガしたりしてたので、「この子、いつか
 絶対無茶(ケガですまない)をしそう」と思ってました(汗)
 そこまでやってくれるのに、一番に攻略しなくてごめんなさい(苦笑) 兄の将臣くんに負けじと
 頑張ってきたのに、京へ来たら望美ちゃんは神子として八葉に守られる/慕われる存在に
 なっちゃって。 ちゃんと我慢してたのにね(^^;)
 「他の誰かのものになることだけは耐えられない!」と言われてしまった時、私は四人も落とした
 あとでした(滝汗) しかも将臣くんを先にやっちゃったから、罪悪感倍増でした。
 って、譲くんに関してはもっと語りたいことがあるんですが…うーん;
 あ、EDの彼の笑顔が一番好きです。すごく幸せそうで、優しい笑顔ですよねv
 

  地の白虎・梶原景時  CV・井上和彦さん

 この人もまた前作から結構変わった人ですね。今までの落ち着きはいずこへ(笑)
 随分と親しみやすく、何か楽しい人になりました♪ 
 みんな「軽い」って言うけど、私はこうゆう人好きだし、必要で貴重だと思いますよ。
 場を和ませたり盛り上げたりできる人。それって本当は大人でないとできないし。
 まぁ、景時さんにも色々事情があって、そう振る舞ってる部分もあるんですけどね。
 いやぁ、彼の式神――「サンショウウオ…!?」(by譲くん)には笑いましたね(^▽^)
 源氏の戦奉行兼、陰陽師でもあり、朔ちゃんのお兄さんである景時さん(肩書きいっぱい)
 武器が彼お手製の『銃』と知った時は「おお?」と少しびっくり。遙かで銃とくるとは思って
 なかったので。でも、「銃、ねぇ……(不安)」って感じでした。
 某ゲームで、銃を持ってたキャラのストーリーを進めていったら、その彼に銃口を向けられ
 たんです(苦笑) なので、嫌な予感はしてました。でも終盤に向けての景時さんは、さすがな
 井上さんボイスも合わさって、素敵でしたよv
 

  天の玄武・平 敦盛  CV・保志総一朗さん

 3の八葉では貴重な、ストレート髪の方です(今回くせっ毛な人多すぎ/笑)
 大体の容姿や笛が上手な部分は引き継がれてますね。って、史実の敦盛さんも、本当に
 笛の名手だったんですよね! うまくしたもんだな〜、と感心(笑)
 平家の公達ということで、一人だけ平安っぽさが残る服装になったそうですが……
 その首と手首の鎖は何!? と、初めは驚いたというか、不安になったというか…。
 平家が怨霊を使役しているというから、「案外、怨霊を操らされてたりして…?」とプレイ前に
 思ったんですが――「え?あ、そうだったんですか!?」って感じ(^^;)
 あと、「一週目の三章ではごめんねぇぇぇっ!!」みたいな(爆笑)
 そういえば総兄が、初めて敦盛さんの設定を読んだ時、「え?マジ?やだ」と思ったなんて
 話されてましたが(やだって言っても…/笑) なるほど…でしたね。
 敦盛さんのルートが一番感動して、泣きました(BADも/苦笑) 彼自身のことは勿論、
 お兄さんのことでも。水帆的にすごく盛り上がって感情移入しました。
 「ネオフェスで見たムービーの笑顔は、そうゆう意味だったのねぇぇ!(涙)」とか思ったり(笑)
 総兄の演技もすごいいいですよ〜(T▽T) 敦盛さんは今までの天の玄武さんに比べると、
 声低いし喋り方も違うけど、「あ、あの…」って、戸惑うとこは一緒だし(笑)
 あと、照れた顔と笑顔が超可愛いです!! もう笑顔は本当に。
 女の子に喧嘩売ってんのかと思うほど可愛いです(笑)
 まぁ、その辺は前作からの『天の玄武』さんの特徴というか、特権でしたね…(^-^;)
 

  地の玄武・リズヴァーン  CV・石田 彰さん

 初めて『リズヴァーン』さんを見た時は、本っっっ当にびっくりしました(笑)
 「どーしちゃったんだ!?地の玄武さんは!?」って(^^;) どうしてもアクラムかセフル系の人に
 しか見えなくて; 実は、鬼の一族の人だったんですねぇ。
 前作からいっちばん変わった人ですね(笑) 立場も容姿や出で立ちも。
 同じなのは声優さんぐらい(^^;) 「問題ない」もほぼ無かったですね(2、3回くらいかな?)
 その代わり「無論」と「答えられない」が口癖のようです(笑)
 九郎さんと望美ちゃんの剣の師匠で、みんなの『先生』♪ 年齢も八葉最年長になりました!
 前作からの流れかなと思えるのに、謎や秘密がやたら多いところがありますね。
 主人公が運命を変えたくて発言しても、うまく信用してもらえなくて困ってたら、ぽろっと助け船を
 出してくれたり、合わせてくれたり。
 その辺は大いに助かりました。でも「何で知ってるっぽいのかなぁ?」みたいな(笑)
 先生までこの先の運命を知ってるんですか!?と思うような箇所がしばしば。
 あと……「先生、神子置いてくの好きだね(汗)」 なんてことが何回かありました(苦笑)
 現れるのも、去るのも突然。翻弄されてるのかとまで思う始末でした; でも、それもすべては
 神子を守るため。先生もひとりで頑張って、戦っていたんです。
 神子を救い、守りたい。神子に生き延びてほしい。その願いを貫くために、ひとりで運命に
 立ち向かう先生の強さと孤高感は、どうすれば本当に解ってられるだろう?
 どうすれば幸せになってもらえるだろうと、心の底から悩みました。