視野測定
緑内障診断管理において視野計測は最も重要です。
特に初期緑内障の視野異常を検出することが求められる。初期には全体が全体的に落ち込む。感度が落ちてくる。
緑内障によって引き起こされる緑内障特異的視野異常は
@ブェルム領域
傍中心暗点 Paracentral Scotoma::Bjerrum Scotoma::マリオット盲点の上方か下方から、固視点を囲むような帯状暗点。初期にはここに孤立暗点が出現する。マリオット暗点が上下に角上に伸びた場合、
ザイデルブエルム暗点Seidel−Bjerrum Scotomaと言い、緑内障初期視野の特徴でもある。
弓状暗点 Arcuate Defect:網膜神経層欠損に対応。
孤立暗点
A鼻側の欠損
鼻側暗点、鼻側階段状欠損:Nasal Step or Depressionn: 鼻側の視野は、緑内障初期から影響を受ける。
B耳側欠損 Temporal Step or Depressionn:緑内障のどの期でも発現する。
緑内障職には@かAが単独にあらわれるが、進行するに従って@Aが併発する。末期には高度の求心性狭窄となる。また、中心部は消失して耳側視野が残るだけとなり、ついには失明に至る。
 
Parasentral Scotoma & Nasal Depression ハンフリー30/2
緑内障初期の視野